残価設定ローンのメリット・デメリット

  • 2020年10月20日
  • 2021年1月9日
  • 雑記
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こんにちは、マクポです。

今回は、自動車購入時におけるローンのお話です。

「残価設定ローン」と言う言葉は自動車購入を考えている方なら聞いたことあるのではないでしょうか?

 

ディーラーに行くと営業マンがしきりに残価設定ローンで車をおすすめしてくると思います。

私が勤務している会社も自動車ディーラーですが例にもれずです。

ディーラーの営業マンがおすすめしてくるから良い買い方なのかなと思った方はちょっと待ってください。

 

高い買い物ですからメリット・デメリットを理解したうえで活用してみて下さい。

「残価設定ローン」をで公平な見方で解説していきます。

 

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残価設定ローンのメリット

手持ちのお金が無くても(少なくても)車が買える

通常のローンよりも月々の支払いが安い

ワンランク上級の車・グレードを買え、新しい車に乗り続けられる

 

手持ちのお金が無くても(少なくても)車が買える

これは残価設定ローンに限らずローンを組むことの最大のメリットですね。

手持ちのお金が無くても分割にすることで高いものが買えるわけです。

今の車は安全装備満載でが快適装備も充実していたりと一昔前に比べて大分価格が上がっています。

 

コンパクトカーでも200万円超えは当たり前で、

子育て世代に人気のミディアムサイズミニバンは350万円くらい、

ラージサイズミニバンだと500万円くらいします。

新卒で200万円の現金や、子育て中で350万円~500万円の現金は中々用意できないでしょう。

 

それでもどうせ買うなら新車を求めてローンを組むんですよね。

月々の分割で3万円とか4万円なら買える!と考えて多くの方がローンを利用します。

 

通常のローンよりも月々の支払いが安い

先ほどの月々の金額をさらに抑えたローンが「残価設定ローン」です。

 

残価設定ローンはあらかじめ数年後の車両の価値を据え置き、残りの金額を分割にして払うローンです。

例えば400万円の車を買いたいとします。

従来のローンは均等に支払うので金利を考えずに計算すると、

毎月66,666円の支払いです。

それが残価設定ローンだと、3年後の車両価値が200万円だとすると、

半分の33,333円で済みます。

 

この違いは大きいですよね。

車は車体以外にもガソリン代や任意保険代、自動車税、車検、点検費用など多くの出費があります。

少しでも安くしたい中、毎月のローン金額が半分になったら嬉しいですね。

 

ワンランク上級の車・グレードを買え、新しい車に乗り続けられる

先述の通り月の支払い金額が安くなるので、今までは手の届かなかった上級の車も検討できます。

ミニバンの絶対王者アルファードやヴェルファイアが若い世代でも買えて、乗れるのはこういうことでしょう。

単純に考えると500万円のアルファードを買おうと思ったら、10年間毎月4万円強貯金しないと買えないですからね。

 

また、新車で買うなら自分好みの仕様にしたいと思いますよね。

このグレードにしたいな、革シートにしたいな、エアロパーツも付けたいなと考えていると、

車自体は変わらなくてもオプション金額で+100万円なんてざらにあります。

それで愛着が湧いて快適に過ごせて月々+1万円くらいなら、と上級グレードになっていきます。

 

加えて、新しい車に乗り続けられます。

どういうことかと言うと、残価設定ローンはあらかじめ数年後の価値を据え置くとお話ししました。

その金額は大きな事故が無く過走行(年12,000キロ以上)でない限り補償されます。

※販売店によって内容は異なります。

 

そして実際の査定額はその据え置かれた金額よりも高く出ることがあります。

つまり、200万円の据え置き価格だけど、実査定額は250万円だったとなれば、

相殺して50万円分、次の車の頭金にできるんですね。

 

毎月無理に貯金をしなくても自然と次の車への頭金ができているイメージです。

これは画期的な仕組みだなと思います。

だから、3年と5年で契約期間が満了する前に代替えすることができ、いつも新しい車に乗り続けられるわけです。

 

ここからはデメリットについてです。

残価設定ローンのデメリット

いつまでもローンが終わらない

数年後にまとまった支払いがやってくる(又は再分割)

事故したり過走行車だと追徴される可能性がある

 

いつまでもローンが終わらない

メリットでもお話ししましたが残価設定ローンは、

契約期間が満了する前に代替えすることができ、いつも新しい車に乗り続けられるわけです。

裏を返すとローンが延長され支払いも続くということです。

 

独身時や結婚しても子どもがいない時はいいかもしれませんが、

子育てでお金が掛かったりする時期に、自動車のローンがずっと付きまとうのは大変です。

いくら新しい車に乗り続けられると言っても、生活費がカツカツなのはどうなんでしょう。

 

車のローンに追われて食費を削るとか、自分はよくても子どもの分も安い物で済ますとかあってはならないですよね。

ちゃんとした生活ありきでローンなら良いですが、何かを削ってまではやめた方がいいと思います。

 

数年後にまとまった支払いがやってくる(又は再分割)

上記の内容の続きですが、残価設定ローンは契約時に決めた年月が経つと据え置いた金額の支払いがやってきます。

200万円据え置いたらそれは将来的には払わないといけないお金です。

一括の支払いは中々大変ですよね。

なのでその200万円を再分割もできます。

 

いずれにしても支払いをしなくてもいいわけではないので、

月々の支払いが安い代わりに後で払うお金が多いので、5年経ったら今までは自分の物になっていたのが、

そこから据え置いた金額を支払わないと自分の物にならないので注意です。

 

事故したり過走行車だと追徴される可能性がある

据え置いた金額は大きな事故が無く過走行(年12,000キロ以上)でない限り補償されます、とお話ししました。

しかし、事故は自分で気を付けていてももらってしまうことがあります。

修復歴があるとどうしても査定金額は下がります。

また、生活環境が変わって通勤距離が伸びたり、送迎で距離は伸びがちです。

 

そんな時、残価設定ローンは据え置いた金額は補償されません。

200万円据え置いて実査定額が150万円なら+で50万円支払わないといけません。

買い替えするにしても次の車の支払い金額が50万円増えます。

 

将来の未確定要素、特に事故が起きるのは予測ができません。

そんな心配が残価設定ローンは付きまとうのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「残価設定ローン」は月々の支払いが安くなり、今までは手の届かなかった車にも乗れるチャンスがあります。

反面、デメリットを理解していないと将来痛い目にあってしまいます。

 

そうは言っても車が好きな方は高級車に乗りたい、色々な車に乗りたいと思います。

実際、私も車が好きなのでそう思います。

 

仮に毎月3万円なら車に掛けても大丈夫と考えると、ローンは続きますが新しい車や色々な車に乗ることができます。

古くなってくると不具合が出てお金が掛かったり、汚くなり満足度も下がりますからね。

自分の価値観、お財布事情、将来を見据えてあまり無理のない計画で夢を叶えていただけると良いと思います。

是非、自動車購入際参考にしてみて下さい。

20201020 ローン
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