【必見】効果的な社員教育方法「守破離」の話

  • 2020年12月15日
  • 2021年1月9日
  • 学習
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こんにちは、マクポです。

今回は効果的な社員教育方法について話していきます。

 

皆さんの中に新人教育を任されている方はいらっしゃいますか?

そして、その教育に対して苦労している方や苦手な方はいらっしゃいますか?

 

「何から教えたら良いのか分からない」

「教えたことが理解されているのか分からない」

など、色々な悩みがあるかと思います。

 

私自身が社員教育担当をしていますので良く気持ちが分かります。

教育する際、様々な考えや方法がありますが今回は教育の基礎となる、

守破離」について解説し、皆さんの悩みを解決していきます。

 

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効果的な社員教育方法「守破離」の話

守破離 修行の様子

 

  • 「守」まずは教えてもらったことを忠実に守る
  • 「破」教えを確実にマスターし自己流を加える
  • 「離」守と破で学んだことをベースに自分自身で道を切り開く

 

皆さんは「守・破・離」という言葉を聞いた事がありますか?

守破離とは武道や茶道などの芸道・芸術修行における過程を示した言葉です。

しかしながら芸道・芸術だけでなく全ての事に応用できると考えます。

 

新しく何か始める際は1から自分で行うよりも、誰かに教わってそれを基に行動する方が合理的です。

 

 

「守」まずは教えてもらったことを忠実に守る

まず最初の段階は指導者の話をよく聞き、忠実に同じことをすることです。

右も左も分からない世界に飛び込んだ際、いきなり自己流や成り行きに任せて行動しても上手くいきません。

 

仮に上手くいったとしてもそれは偶然で、次に同じことをしても成功するとは限りません。

何もわからない状態の時はとにかく教えてもらったことを忠実に実行し、

何度も繰り返しましょう。

 

100%確実にできるようになるまで何度も何度も繰り返す段階が「守」のパートです。

 

 

「破」教えを確実にマスターし自己流を加える

指導者に教わったことを確実にできるようになり「守」のパートが終わったら次は「破」のパートです。

ここでは、指導者から教わったことをベースに徐々に自己流を加えるパートです。

 

「守」のパートで得たものは意識せずとも確実にこなせ、

独自の考えを持ってさらに業務の効率化やレベルアップを図ります。

 

指導者から教わったことは基本的には間違いはないと思いますが、人それぞれ得手不得手や個性があります。

「守」のパートで一通りのことを人前にできるようになったら、

得意なことを自己流でさらに伸ばす。

不得意なことを自分だったらこうした方が改善されそうだとボトムアップします。

 

そうして一人前から+αされベテランへとなっていきます。

 

 

「離」守と破で学んだことをベースに自分自身で道を切り開く

「守」→「破」と来て自己流も+αできたら最後は自分自身で考えたもので行動していくパートです。

「離」のパートでは、今までの指導者からは完全に離れています。

 

全て自分自身で考え行動していきます。

もちろん今までに積み重ねた知見がベースとなりますが、さらに誰かに教わるとかではなく

自分自身だけで道を切り開いていきます。

 

このパートまで進んでいると教わる側ではなく教える側や管理する立場になっている方も多いでしょう。

 

守・破・離についてお分かりいただけましたか?

新人が将来一人前になって部下ができた時に教えられるよう、

新人教育はまず「守破離」を教えそれを徹底させましょう。

 

私は教育中、守破離を耳にタコができるほど話します。

新人から自然と守破離の言葉が出てくるまで徹底させ、現場に配属された後でも忘れないようにします。

 

 

教えたことの振り返り・確認

振り返り

大事なことを一生懸命教えても後日忘れてしまったり、

理解できていなければ意味がありません。

そこで、私は振り返りを必ず行っています

 

研修の冒頭、前回の研修で教えたことを質問していき確認する方法です。

自分が教えたのでここは覚えておいてほしい箇所があると思います。

それに対して質問をし理解度チェックです。

 

理想を言うと、質問したことに100%答えられることですが、

少なからず忘れていることがあります。

 

ただここで怒らず、思い出させるように段階的に質問しなおしてみます。

すると大体惜しいところまでは思い出します。

答えられなかったからと言って怒ると萎縮してしまいやる気を削ぐ可能性があります。

 

少しずつ質問を変えてみてノートやメモを見ても全く見当違いの事を言ったなら、

それは全然聞いていなかったとみなしましょう。

 

やる気があれば最低限これは覚えておいてほしい箇所はメモを取ってます。

私自身必ず強調して話している箇所です。

その質問にメモ等を見ても答えられないようなら要はやる気がない社員です。

 

やる気のない社員にこちらがエネルギーを使って教えることもないでしょう。

少々キツイ言い方で教育担当者としてどうかとも思ったりしますが、

学生ではなく社会人です。

 

研修中も給料は発生します。

お金がもらえる仕事中にやる気がない状態で臨んでいるのですからほっときましょう。

 

少々脱線しましたが、

振り返りをやるのとやらないのとでは雲泥の差です。

自分で復習をしてくれれば一番良いのですが中々そうはいきません。

 

振り返りをやることで、嫌でも思い出すように仕向け徐々に自学するようにしていきます。

自学するようになって来ればこっちのものです。

研修終わりとかに分からなかったこととか、研修ではない通常勤務の際も電話して聞いてきます。

そういう社員は成績が徐々に伸びてきます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

社員教育は想像以上に大変です。

どうしたら分かりやすいかな、

どうしたら腹落ちするかなと日々自問自答です。

 

今回紹介したことはその超基礎にあたる部分です。

守破離と振り返りがあって初めてその次のステップに進めます。

 

社員教育をされていらっしゃる方でまだ上記の2つを行っていない方は是非実践してみて下さい。

 

この記事が皆様のお役に立てると幸いです。

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